児玉研究室@東北大天文教室
Kodama Labo @ Tohoku University

GANBA-Subaru:Galaxy Anatomy with Narrow-Band Ao imaging with Subaru
 
 


すばるに搭載された近赤外撮像分光装置IRCSで、補償光学(AO)によって解像度を上げた遠方銀河の画像を撮ることができる。この装置に、MAHALOプロジェクトで使ったMOIRCSのものと同じ波長特性をもつ狭帯域フィルターを複数搭載し、銀河内部の輝線マップを得て、星形成活動の現場を突き止めようというプロジェクト。銀河団銀河とフィールド銀河の両方を観測し、周辺環境が銀河に及ぼす物理過程(環境効果)を特定することも目指す。
 

 

z=2.5の原始銀河団(110億年前)の高解像度なHα輝線マップ。個々の星形成銀河も空間分解可能で、銀河団中での銀河の初期形成の様子が分かる(Suzuki et al. 2018)。

 

同様に同時代の一般フィールドの星形成銀河を空間分解した例。星形成活動の指標であるHα輝線と星質量の分布を表す連続光のマップ、またそれらを割り算した輝線等価幅の図が示されている(Minowa et al. 2018)。

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